KOUSEIREN TAKAOKA HOSPITAL

厚生連 高岡病院さま
(富山県高岡市)

1936年に農家組合員の健康を守るため産業組合高岡病院として開院し、その後名称変更を経て、連綿と歴史を紡いできた厚生連高岡病院。高度急性期・急性期病院として3次救急を担う救命救急センターや総合的ガン診療センター、地域周産期母子医療センターを設けた充実の体制で、高度医療を展開している。

ESCOサービス区分 シェアードセイビングス
内容 空調設備の更新
(蒸気吸収式冷凍機 → ガス吸収式冷温水機)
(空冷ヒートポンプチラーの導入)
ボイラ設備の更新
(炉筒煙管ボイラ → 小型貫流ボイラ)
照明設備の更新(従来型蛍光灯→LED照明)
CGS(コージェネレーションシステム)の導入
太陽光発電設備の導入
BEMS(ビルエネルギー管理システム)の導入
サービス開始時期 2017年4月

課題

  • ・設備の経年劣化による効率の低下
  • ・災害に強いエネルギー関連設備の構築

サービス採用のメリット

  • ・初期投資なしで最新の省エネ設備を構築
  • ・エネルギー使用状況のデータ分析に基づく運用改善により、計画値を上回る省エネを実現
  • ・熱源設備に都市ガスを採用するなど、エネルギーの多様化により災害対策を充実

省エネルギー実績(エネルギー消費量の推移)

補助金

エネルギー使用合理化等事業者支援事業

補助金採択実績

受賞実績

【評価いただいたポイント】

  • ・高効率機器への更新やBEMS導入による見える化を採用したほか、BCP対策として、従来の重油と電気に加え、都市ガス、太陽光発電設備や蓄電池設備を導入し、エネルギーの多様化と省エネの同時達成を実現したこと。
  • ・本取組みの実施前と比較して、施設全体における一次エネルギー消費量を29%削減したこと。

受賞実績一覧

お客さまの声

日経ヘルスケア掲載(2018年11月)

エネルギー源を多様化
計画値を上回る省エネ成果

厚生連 高岡病院
事務部管理課 部長 能原 務氏

 2007年度にESCO事業を実施するなど省エネに取り組んできた厚生連高岡病院だが、設備の経年劣化による効率低下に加え、東日本大震災を受けて改めて災害対策の強化の必要性を痛感したこともあり、インフラの再構築を決意する。そこで事業者から提案を募った結果、最も優れていたのがKenesだった。ユーティリティサービス®にESCO方式を付加したこの提案で据えられたコンセプトが、「『治す医療』から『治し、支える医療』への転換」だ。初期投資不要で最新の高効率機器に更新するとともに、BEMSの導入により使用実績と省エネ効果の見える化を実現。厚生連高岡病院とKenesが緊密に連携し、データ分析や現場での意見交換に基づいた運用改善も日々行われる中で、目覚ましい成果が上がっている(図参照)。BCPの面では、熱源機器のエネルギー源に都市ガスを採用してエネルギーの多重化を図るとともに、太陽光発電設備、蓄電池設備の活用によって災害時対応も充実した。こうしたエネルギー源の多様化により災害時でも安定したエネルギーの供給が可能となり、災害拠点病院としての機能性が高まると同時に、安心感が増したという。厚生連高岡病院 事務部管理課 部長の能原 務氏はこう語る。
 「初めにKenesから提案を受けた際、『本当にこれほどの省エネが可能なのか?』といった声もありましたが、その計画値すら上回る成果が出て驚いています。また、当院まで小まめに足を運び、実際に顔を合わせながら、私たちにはない視点から運用改善の提案をしてくれるのは心強く、どんな事柄でもデータを取って綿密に検証・分析するきめ細かい仕事ぶりには確かな信頼を感じています。今後は設備の経年劣化で生じる課題を、Kenesならではのソリューションで解決し、当院を支え続けてほしいと思います。」
「患者さんと職員が信頼・安心・満足できる病院を目指す」という理念を掲げ、病院内外のあらゆる人々から認められる病院を目指して取組みを続ける厚生連高岡病院。Kenesはこうした取組みをエネルギーの面から全力でサポートしていく。(日経ヘルスケア349号掲載)

徹底した省エネの推進と災害時でも安定した医療環境の確保
「治す医療」から「治し、支える医療」へ

 1936年に農家組合員の健康を守るため産業組合高岡病院として開院し、その後名称変更を経て、連綿と歴史を紡いできた厚生連高岡病院。現在は病床数533床を備え、富山県西部地区の中核病院として地域医療で大きな役割を果たしている。高度急性期・急性期病院として3次救急を担う救命救急センターや総合的ガン診療センター、地域周産期母子医療センターを設けた充実の体制で、高度医療を展開。地域ガン診療連携拠点病院や地域医療支援病院、臨床研修指定病院などの指定を受け、多くの学会の研修指定病院にもなっている。2015年と2016年には、総合診療科と緩和ケア病棟をそれぞれ開設し、医療機関としてさらなるスケールアップを図った。また、災害拠点病院でもある厚生連高岡病院はDMAT(災害派遣医療チーム)を有しており、能登半島地震など、様々な災害時に出動し、その使命を果たしてきた。

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