PRESS RELEASE

プレスリリース

「関電ビルディング」の空気調和・衛生工学会特別賞「十年賞」受賞について

関西電力グループ power with heart

2016年5月12日
関西電力株式会社
関電不動産開発株式会社
株式会社関電エネルギーソリューション

 本日、関電ビルディング(大阪市北区中之島3丁目6番16号)が、空気調和・衛生工学会※1の特別賞「十年賞」※2を受賞しました。

 関電ビルディングは関西電力株式会社(以下、関西電力)および関電不動産開発株式会社※3(以下、関電不動産開発)が、低炭素社会の実現を目指す関西電力の本店として、環境と共生するビルのモデルとなることを目指し、平成16年12月に竣工したものです。本ビルには、大阪市中之島の河川(堂島川、土佐堀川)に沿って1年を通じて吹く風を利用した自然換気システムや、執務空間を集中的に冷暖房する空調システム(タスクアンビエント空調)、堂島川の河川水を冷暖房の熱源として利用する河川水利用地域冷暖房システムなどの環境共生技術を導入し、竣工後10年間にわたり、ビル管理者(関電不動産開発)、地域冷暖房施設管理者(株式会社関電エネルギーソリューション)、使用者(関西電力)を中心に、設計者、学識経験者らの協力も得て、性能検証と運用改善に継続的に取り組んできました。

 今回の受賞は、竣工後10年間にわたり、各種システムの省エネルギー性の検証と運用改善に継続的に取り組んできたことを評価いただいたものです。

<評価いただいたポイント>

  • (1)当ビルにおける各種システム性能の継続的な評価と改善の取組み※4
    省エネや負荷平準化を目的として採用された各種方式やシステム(自然換気システム、タスクアンビエント空調、河川水利用地域冷暖房システム、エコフレーム※5、クライミングブラインド※6等)について、継続的な性能の評価や運用の適正化、最適な制御等に取り組み、システム性能の維持・改善を図っていること。
  • (2)関係者による性能評価体制の維持と継続的な省エネ活動
    竣工後においても、ビル管理者、使用者、地域冷暖房施設管理者、設計者、学識経験者等による性能検証・評価体制を維持し、継続的に建物のエネルギー性能の評価・分析を行うとともに、地域冷暖房を導入している地域全体での省エネルギー・環境性能向上を図っていること。
  • (3)その他、社内外への情報発信を継続してきたこと。

 関西電力グループは、今後とも、低炭素社会の実現に向けて、省エネ・省CO2に積極的に取り組んでまいります。

  • ※1 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
    暖冷房・換気、給水・排水、衛生設備など一般市民の生活と密着した設備やその仕組み・原理などを扱う学術団体。
  • ※2 空気調和・衛生工学会特別賞「十年賞」
    竣工後10年を経過し、審査時に使用中の設備または施設について、この間継続的な調査・改善によって適切な維持管理が行われた業績に対して表彰される賞。
  • ※3 竣工当時の社名は関電不動産株式会社。平成28年4月1日に関電不動産開発株式会社に改称。
  • ※4 10年間の取組みを通じて、平成26年度において一次エネルギー消費量を32%削減(平成17年度比)。
  • ※5 太陽光を遮るひさしとして外に張り出した建物のフレーム(柱・梁)のこと。
  • ※6 下から上げる方式のブラインドであり、エコフレームとの組み合わせにより眺望を確保しながら太陽高度にあわせた日射遮蔽を行っている。

別紙:関電ビルディングの概要および空気調和・衛生工学会特別賞「十年賞」受賞者一覧 [PDF:150.55KB]

以   上

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