PRESS RELEASE

プレスリリース

関西電力病院の「省エネ大賞」の受賞について

関西電力グループ power with heart

2017年1月23日
関西電力株式会社
株式会社関電エネルギーソリューション

 本日、関西電力病院(大阪市福島区福島2丁目1-7)が、「平成28年度省エネ大賞」※1の省エネ事例部門「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。

 関西電力株式会社(以下、関西電力)は、医療の提供を通じて地域に貢献することを目指し、昭和42年より地域の中核病院として関西電力病院を運営してきました。

 平成27年2月に竣工した新病院は、「地球環境への“負荷”を低減し、治癒環境の“質”を向上させる都市型病院」をコンセプトとしています。
 今回の受賞は、病院の建て替えにあたり、徹底した省エネ設計を行うとともに、運用開始後も建物所有者、設備管理者、設計者、学識者からなるマネジメント体制を構築し、省エネに取り組んだ姿勢を評価いただいたものです。
 関西電力グループが「省エネ大賞」を受賞するのは、今回が初めてです。

<評価いただいたポイント>

  • (1)様々な省エネルギー技術の採用
    水蓄熱槽を有する高効率熱源システムや気化式加湿器※2を用いた空調システム等、様々な省エネルギー技術を採用。
  • (2)エネルギーマネジメントのシステムの導入
    建築設備の性能検証や運用改善を継続的に実施するため、BEMS※3やLCEMツール※4を活用したエネルギーマネジメントシステムを導入。
  • (3)2つの委員会によるエネルギー管理体制の構築
    建物所有者(関西電力)、設備管理者(関電エネルギーソリューション)、設計者、学識者による「性能検証委員会」と、病院内部の組織である「省エネルギー推進委員会」により、運用開始以降も更なる省エネルギー推進のための取組みを実施。

 これらの取組みにより、従来型の大規模病院※5と比較して、延床面積あたりの一次エネルギー消費量を37%削減することに成功しました。

 なお、関西電力病院は、平成28年12月21日に「平成28年度おおさか環境にやさしい建築賞」※6の「大阪市長賞」を受賞しています。

 関西電力グループは、今度とも、低炭素社会の実現に向けて、省エネ・省CO2に積極的に取り組んでまいります。

  • ※1:省エネルギー意識、活動および取組みの浸透、省エネルギー製品等の普及促進に寄与することを目的に、一般財団法人省エネルギーセンターが経済産業省の後援を受け、主催している表彰である。
  • ※2:従来の病院の空調システムでは蒸気式加湿方式の採用が一般的だったが、蒸気の供給は熱損失が大きいため、本病院では気化式加湿方式を採用し、高効率なヒートポンプシステムと組み合わせることにより、加湿時のエネルギー効率を高めるよう配慮している。
  • ※3:本病院では、約4,000点の計測ポイントを持つBEMS(Building Energy Management System)を採用し、エネルギーの使用状況を分析している。
  • ※4:LCEM(Life Cycle Energy Management)ツールとは、空調システムを対象としたエネルギーシミュレーションツールである。
  • ※5:「平成15年度ビルの省エネルギー使用に係る実態調査」(一般財団法人 省エネルギーセンター)による調査結果との比較。
  • ※6:大阪府・大阪市が実施する、地球温暖化やヒートアイランド現象防止等、環境への配慮に優れた建築物を表彰する顕彰制度。環境に配慮した建築物の普及促進及び府民の意識啓発を図ることが目的。

以   上

別紙:関西電力病院の概要 [PDF:567.40KB]

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