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ユーティリティサービス®導入事例

社会福祉法人 恩賜財団
大阪府済生会 野江病院さま(大阪府大阪市)

エネルギー価格高騰にもかかわらず
省エネとエネルギーコストの低減を実現し、
医療と病院経営に集中。

1946年に城東診療所として開設されて以来、長年にわたり地域住民の健康を守り続けている大阪府済生会 野江病院さま。
2011年、新築移転と同時に「ユーティリティサービス®」を導入。医療機器の増加に伴うコスト・運用面の課題を解決し、データ分析に基づいてさらなる省エネ・コスト抑制を推進されています。この度は近年のエネルギー価格の高騰などによって生じた課題や「ユーティリティサービス®」導入による効果を改めて伺いました。

社会福祉法人 恩賜財団 大阪府済生会 野江病院さま

INDEX

導入の背景

抱えていた課題

イニシャルコストおよび
エネルギーコストの
低減省エネを図りたい

POINT

医療福祉施設特有の課題

24時間365日体制を支える
設備の効率的かつ
安定的な運用が必須

不具合時や困った時に
迅速かつ的確な対応
が必要

ユーティリティサービス®
ユーティリティサービス®
  • ・受変電設備、空調設備、BEMS設備等の設置および運用
  • ・上記設備に関する24時間遠隔監視、定期点検、不具合対応
  • ・エネルギーマネジメントによる省エネ提案、運用実績の報告
導入の決め手

イニシャルコストの削減とニーズに沿った最適なエネルギーシステムの構築

24時間の遠隔監視や保守・メンテナンス等のフルサポート

病院施設を安定運用するための導入実績エネルギーに関するノウハウ

導入後の効果

BEMSを活用した分析と
運用改善提案により
エネルギーコストを
低減

設備運用管理の
アウトソーシングにより
経営資源を本業に
集中可能に

不具合発生時の
迅速な対応と
安心のサポート

設備構成
設備構成

お客さまの声

コロナ禍で設備をフル稼働させながらも、
契約電力を維持し、ランニングコストを低減

2011年のユーティリティサービス®導入後、運用実態に沿った継続的なエネルギーマネジメントによって移転当初は1,700kWだった契約電力が1,350kWにまで減少しました。400床規模の当院として契約電力1,350kWは難易度の高い水準でしたが、2021年以降も現在に至るまで維持できています。
2021年以降、新型コロナウイルスの影響等によるエネルギー価格の高騰は、エネルギー使用量が比較的多い病院施設の運営に大きな影響を及ぼしました。もちろん、新型コロナウイルス感染症の診療も重要であり、院内ではクラスターを発生させないように、空調をフル稼働させ、安全・快適な院内環境を維持し、感染拡大の防止に努めました。

このような状況のもと、病院経営にとってエネルギーコストを管理していくことも重要な課題となりました。設備を稼働させた分だけコストがかかる一方、稼働させない訳にもいかず、Kenes様が大きな助けになりました。ランニングコストの低減を実現し、日頃の保守・メンテナンスのなかで困りごとにも対応してくれるなど、当院の期待に十分に応えてくれています。

大阪府済生会 野江病院 事務部長 田上 肇様

大阪府済生会 野江病院 事務部長 田上 肇様

ニーズに適ったエネルギーマネジメントで
驚きの省エネ・コスト低減効果

Kenes様は設備の運転データを収集し、毎月報告してくれます。これに加え、年2回の詳細な運用実績報告があり、設備や機器ごとに電気やガスの使用量を見える化していただき、最適な運用方法へ導いてくれています。
例えば、冬季の温水製造について、ガスと電気のハイブリッド運用に主軸を置いた省エネ運用を提案してもらいました。当院でも停電時やエネルギーコストを考慮し、エネルギーはミックスで運用したいという考えがあり、ニーズに適った運用提案だったのです。この冬季4か月の間で、約50万円もの省エネ効果とコスト低減につながるという試算には驚きました。エネルギーマネジメントだけでなく、コストマネジメントまで行ってくれているのです。

他にも「夏季の冷却水温度の引き下げ」をご提案いただきました。一見、コストが上がるのではと感じますが、夏季の間で約4.4万円/月ものコスト低減につながるという試算でした。実際に運用前後の数字を比べて、省エネ効果とコスト低減効果を実感しました。こういった提案ができるのは「すごい」の一言。病気になれば医師に、トラブルになれば弁護士に相談するのと同じで、エネルギーのことならKenes様に相談すればいいのです。
Kenes様に指導してもらいながら、実際に省エネを行動に移すのはスタッフです。そこで、院内のデジタルサイネージや省エネ対策委員会で周知を徹底。発表ではKenes様の報告資料を活用させてもらっています。済生会グループ内では交流があり、「見える化できるのがいい」と当院のBEMSがグループで参考にされています。済生会グループ全体の省エネ会議でも、「実績に基づいて成果を出している」とKenes様の評価が高まっています。

ガス吸収式冷温水機

ガス吸収式冷温水機

医師や弁護士のように
エネルギーで困ったときに頼れる専門家

病院は24時間365日稼働して、エネルギーを使い続けなければなりません。問題が発生しても修繕も含めてフルサポートしてもらえるので心強いです。また、病院の機器と設備にかかる保全の手間や費用は相当なもの。ユーティリティサービス®設備をまるごとKenes様に任せられるから、設備保全課のスタッフは院内設備の保全に専念でき、働き方の改善にもつながっているのです。
2020年に中央監視装置を更新した際、工事中に不具合が発生しました。これに対し、Kenes様の指導のもと協力会社といち早く不具合を復旧させて、病院運営への支障を最小限に抑えることができました。復旧するだけではなく、原因追求と対策まできっちりと対応してくれるので安心して任せられます。

また、夏季に手術室の冷房能力が足りなくなって困っていたときのことです。Kenes様に相談すると、冷房能力を高めるために設備の更新や部品の入れ替えといった単純な方法ではなく、独自のノウハウを活用した改造をすることで、工事費をかなり安価に抑え、冷房能力を高めることができました。普段きちんと対応してくれるのは当たり前。真価が発揮されるのは、“困ったとき”です。医師や弁護士のように、エネルギーのことで相談できる相手がいて助かっています。設備保全課のスタッフもキャリアを積んでいますが、自分たちのやっていることが正解かどうか、ノウハウを有する専門家に確認できるのは大きく、そういった意味で、Kenes様はまさにエネルギーのベストパートナーです。

空冷ヒートポンプチラー

空冷ヒートポンプチラー

地域住民に医療を提供し続けるための
エネルギーとビジネス両面のパートナー

2011年の新築移転から13年が経過しました。今後、医療機器や設備の更新はもちろん新規導入も必要になってきます。エネルギー価格が高騰し続けるなかで、新規投資をしていかなくてはなりません。Kenes様は省エネ面だけでなく、コスト面でも病院経営に貢献してくれており、コストを抑制できている分を新規投資にまわせるのは非常にありがたいです。

この地域で400床規模の病院は当院しかありません。地域の人々の健康維持に貢献することが私たちの使命です。求められる高度な医療を提供していくためには「人」や「機器・設備」とともに「エネルギー」が欠かせません。エネルギーマネジメントとコストマネジメントは病院経営に直結しているのです。Kenes様にはこれからも、エネルギーのパートナーであるのと同時にビジネスパートナーとしても大いに期待しています。「患者さん本位の、心温まる全人的医療」「地域の方々の健康維持に貢献し、信頼される病院」をめざす当院を、エネルギーとビジネスの両面から支え続けてほしいです。

大阪府済生会 野江病院 事務部長 田上 肇様

※掲載情報は取材当時の内容です。

お客さまプロフィール

社会福祉法人 恩賜財団 大阪府済生会 野江病院さま

社会福祉法人 恩賜財団
大阪府済生会 野江病院さま

所在地:

大阪市城東区古市1丁目3番25号

事業概要:

全国に82の病院、20の診療所、300の福祉施設等を有する社会福祉法人 恩賜財団済生会のグループ病院。1951年10月に設立。

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